淡いグリーンに想いを寄せて [そのほか]
うぐいす豆
アオエンドウの熟したものを収穫し、
それを甘く煮詰めたものはうぐいす豆と呼ばれる。
そのままで食べても十分においしいが、和菓子の材料と
したり、パンや蒸しパンに入れたりすることがある。
たんぱく質が豊富でさまざまな料理につかわれる。
ちなみにうぐいす豆の呼称であるが、これは豆の色が
鶯の糞の色に似ていることに由来する。
鶯の体色は緑褐色であり、元来鶯色は茶色に限りなく
近い緑色を指しているのだが江戸時代以降からは鶯よりも
その糞の色、つまり黄緑やオリーブ色に似た色であると
イメージされることが多い。
これは江戸時代においては鶯の糞が化粧品として広く
普及したため鶯の名を聞いた場合に体色よりも糞の色を
連想するケースが多くなったためと考えられる。
化粧品に用いられた事から、糞といっても汚い印象は無い。
鶯餅
鶯餅(うぐいすもち)は、餡を求肥などで包み、
丸く包んだものを楕円形にし、左右に引っ張り
うぐいすの形にした和菓子である。
一般的にはうぐいす粉(青大豆からできたきな粉)を
まぶして仕上げることが多いが最近ではよもぎを、
混ぜた生地で包んだり、仕上げにきな粉をまぶすものもある。
餅菓子のため早めに消費しなければ硬くなる。
早春の菓子。
作り方
白玉粉を水でゆで、砂糖、水飴などを加えて、
求肥を作る。
求肥にこし餡を包み、うぐいす形にする。
上からうぐいす粉を振りかけ、完成。
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最近は、和菓子を手作りされる趣味をお持ちな
方も増えたというお話を聞きます。
団塊世代のお父さんといえば、圧倒的に「蕎麦づくり」
ですよね。
いやいや、「蕎麦」より「和菓子」がいいって方も
いらっしゃるかもしれません。
女性は、パウンドケーキやシフォンケーキなどの
焼き菓子作りがお好きなようですが、男性の皆さま、
知識だけでも、今後の「お茶の時間」をグレドアップ
なんていかがでしょうか?
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