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芯のある暮らし・・・2015 [そのほか]

電通コミュニケーション・デザイン・センターで

コミュニケーションデザイン・ディレクター/

シニア・プランニング・ディレクターを務める著者が、

発想するための技術を明かしている

『発想の技術アイデアを生むにはルールがある』

(樋口景一著、朝日新聞出版)。

--------- 問題を解決し、継続的に世の中を動かす

ための動力 (10ページより) ---------

まず、「アイデア」を上記のように位置づけたうえで、

「把握の技術」「発見の技術」

「転換の技術」「具体の技術」

という構成に沿って独自の発想法を語っています。

その中でも第1章「把握の技術」から、いくつかの

要点を引き出してみることにします。

思いつきとアイデアは違う。(38ページより)

アイデアは無から有を生み出す魔法のようなものではなく、

ある日突然降ってくるものでもなく、思いつきを重ねていく

なかで偶発的に現れるものでもない。

なぜなら、「悩む」ことと「考える」ことに違いがあるように、

「思いつき」と「アイデア」にも違いがあるからだと著者は

いいます。だから、アイデアを生み出すのにスランプが

あるという人は「思いつき」で仕事をしているにすぎないとも。

そして、アイデアはなにかしらの問題を解決するものなので、

「なにが問題か」という設定があったうえで、それを解決できる

かどうかの判断基準が生まれる。

アイデアを生むには手順や基準があり、だからこそ

「アイデアが生まれるのには必然がある」のだそうです。

■そもそも、その課題、それはいったいなんなのか?

(41ページより)

関心がないところに関心を生む。

行動がなかったところに行動を促す。

そのために重要なのは、

「テーマとなっていることとはなんなのか」

「課題とはなんなのか」というところからスタートすること。

きちんと対象と対峙していなければ解決に向かいようが

ないからだといいます

■本質を捉えた「入口」を見つける。(43ページより)

よく聞く「一枚のシートですべての企画を説明すべし」と

いうようなことについて、著者は疑問を投げかけます。

「物事を端的に表現することは大事なこと」としながらも、

一枚であることが優先された結果人になにかを伝えると

いうことがおろそかになりがちだから。

さらに「一枚できっちり説明しなくてはならない」という

思いが強いからこそ、そういう書類はたいていの場合、

書き出しが甘いのだとか。

その結果、アイデアに向かう最初の入口がないがしろに

され、通り一遍のことが述べられるだけで終わることになる。

しかし本来、入口はアイデアの芽として機能しなければ

ならない見たことがない入口だから魅力があり、見た

ことのない中身へとつながるというわけです。

■課題のすべてについて、疑ってみる。

それがアイデアの土壌となる(44ページより)

たとえば「都心から2時間のさびれた温泉地を

復活させるためのアイデア」というお題に対する

答えを生み出すためには、いきなり解決策に飛ぼうと

せず、豊かな果実を生むための強い土壌をつくる必要が

あるそうです。

  • 都心から2時間、ということはなにを意味するのか。
  • それはどういう時間になるのか。
  • 日帰りで行けることの意味はなんなのか。
  • 車で行けることの意味はなにか。
  • 電車で行くことの意味はなにか。
  • さびれている、とはどういうことを言うのか。
  • そしてそれは本当か。
  • 誰の目からさびれていると言っているのか。
  • そしてそれは問題なのか。
  • 温泉とはなにか。
  • 温泉とは人にとってなんの意味があるのか。
  • 本当のところ、誰が復活してほしいと思っているのか。
  • 本当のところ、復活したほうがいいのか。

  • そもそもこのお題は余計なお世話ではないのか。
  • そもそもこのお題に対峙する意味はあるのか。

--------- このように、徹底的に掘り下げていくということ。

相手から変な顔をされても、著者はすべての仕事でこれを

やっているそうです。

さすが、人生のセンパイですね!

なるほどこうすることによって、本質が見えてくる。

この手段は、あらゆる仕事に応用できるように思います。

* 小手先の技術が語られているわけではなく、本書に

書かれていることの大半は精神論に近いものです。

しかし、そうであるからこそ、心の奥まで根を張るような

「芯」を感じるのも事実。

そして繰り返し読めば読んだ分だけその根は強固

なものになっていくだろうと思います。

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発想するための技術を明かしているのですね。

この記事は、お得感があるでしょうか?

そして風そよぐ鯉のぼりに、namieは何を期待

しているのでしょうか?

今後もご訪問くださる皆さま方に楽しい

お茶の時間を続けていただけますように♪

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