さくらんぼの実る頃 [そのほか]
サクランボは有史以前から食べられていた。
セイヨウミザクラ(甘果桜桃、Prunus avium)は
イラン北部からヨーロッパ西部にかけて自生していた。
また別の種であるスミミザクラ(酸果桜桃、Prunus
cerasus)の原産地はアジア西部のトルコ辺りである。
原産地の推定は、1世紀の古代ローマの博物学者
プリニウスが著書博物誌に書いた説明に基づく[1]。
これによると、古代ローマの執政官ルクッルスが
第三次ミトリダテス戦争で黒海南岸のケラソス
(Kerasos、現在のトルコギレスン (Giresun) )
近くに駐屯した際、サクランボの木を見つけ、
ローマに持ち帰ったという。サクランボの木が
属するサクラ亜属の学名Cerasusは、ケラソスの
ラテン語表記である。なお、逆にサクランボに
ちなんで町の名が付けられた可能性もある[2]。
ただし、イギリスで青銅器時代のサクランボの
種が発掘されていることから[3]、19世紀のスイスの
植物学者アルフォンス・ド・カンドル (en) は、
ルクッルスがコーカサスから持ち帰ったのは、
セイヨウミザクラの一栽培品種だったとの仮説を
述べている。
下記は意味のあるスイカ↓
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