数珠繋ぎで現代の教養を見つけよう その3 [namie図書館便り]
知識はひけらかすものではなく、蓄積するもの。
そして、その蓄積が増えれば増えるほど、その人の
輪郭は深まっていく。
今回は、代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュの
北川毅さんに「現代の教養を身につける本」を連想
ゲームのように言葉をリンクさせながら15冊選んでもらった。
歴史からビジネス、図鑑に至るまで、ものごとの本質に
迫る良書がズラリ。
「明日すぐに役立つわけではないけれど、読めば視野が
広がりじわじわと人生が豊かになっていく。そんな本を
セレクトしてみました」(北川さん)。
プレゼントに最適な本もあり。
ぜひチェックして、心と頭に新しい風を吹き込んでみて。
◎博物学の巨人の最新情報をキャッチ!◎
南方熊楠-森羅万象に挑んだ巨人 中瀬喜陽
エコロジーの提案者で博物学の巨人、南方熊楠。
昭和天皇が師事した偉人の生涯と思想をビジュアル
展開した没後70年記念号。
熊楠を知らずして教養は語れない。
大型本(別冊太陽) 著/中瀬喜陽 平凡社
◎女性に人気のきのこブームはまだ続く◎
きのこ絵
18世紀から20世紀に描かれた菌類(きのこ)の図譜。
この美しさはアートの領域!
昨今ブームになっている理由がわかるはず。
熊楠による貴重な資料も掲載。
単行本ソフトカバー パイインターナショナル 2310円
◎本当のエコとは何か? 糞土師からのメッセージ◎
くう・ねる・のぐそ-自然に「愛」のお返しを 伊沢正名
元菌類写真家で糞土師(ふんどし)である著者は、
この道35年。野糞をライフワークとし、表層的な
エコロジーブームに警鐘を鳴らす。
自然の循環という本質に迫る。
単行本 著/伊沢正名 山と渓谷社 1575円
◎華の都パリの意外な側面を知る◎
排出する都市-泥・ゴミ・汚臭と疫病の時代
アルフレッド・フランクラン
中世から近世にかけてのパリは、現代とは違い、
悪臭と汚穢に満ちた街だった……。
都市の在り方や問題点に対する新たな視点を
得ることができるだろう。
単行本 著/アルフレッド・フランクラン 悠書館 2310円
◎ありそうでなかった都市の大図鑑、登場◎
芸術の都パリ大図鑑 建築・美術・デザイン・歴史
ジャン=マリー・ペルーズ・ド・モンクロ
パリはいかにして芸術の都になったか。
読み応えあるテキストと美しい図版で構成。
本の醍醐味が味わえる、デジタル時代に生き残る一冊。
大型本 著/ジャン=マリー ペルーズ・ド・モンクロ 西村書店 7140円
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いかがだったでしょうか。
namieはecoに興味がありますが、
北川さんのご紹介くださった本はせっかくですけれども、
スルーしたいですね。ですから、
プレゼントされるのもちょっと苦手かな。
もちろん、その逆もあって男性の方や小さなお子さん
などはこういった本からecoを学ばせるなども
あるようでもありますね。
絵本コーナーなんかに行くと、わかると思います。
さて、15冊出揃いました。
きのこの図鑑なんかは、クリスマスプレゼントに
なったりするのかなーとか男性は「采配」が
読みたいものかしらなどと想像をめぐらせるのも
楽しいでしょうし、実際に誰かにプレゼントすると
いうのは醍醐味があっていいですね。
皆さまの、興味を惹かれる1冊はあったでしょうか?
こちらからどうぞ。http://tsite.jp/daikanyama/store-service/tsutaya.html
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