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箸休め、思う心に 月の空 2013.07.12 [わたしとお気に入り]

伝承『北越奇談』より、すっぽんの怪異(葛飾北斎画)

かつて日本ではキツネやタヌキといった動物と同様、

土地によってはスッポンも妖怪視され人間の子供を

さらったり血を吸ったりするといわれていた。

また「食いついて離さない」と喩えられたことから大変

執念深い性格で、あまりスッポン料理を食べ過ぎると

幽霊になって祟るともいわれた

箸休め→http://www.suppon-daiichi.com/kyoto_event/

江戸時代には、ある大繁盛していたスッポン屋の夫婦が

寝床で無数のスッポンの霊に苦しめられる話が北陸地方の

奇談集『北越奇談』にある他、名古屋でいつもスッポンを

食べていた男がこの霊に取り憑かれ、顔や手足がスッポンの

ような形になってしまったという話が残されている。

また古書『怪談旅之曙』によれば、ある百姓がスッポンを

売って生活していたところ、執念深いスッポンの怨霊が

身長十丈の妖怪・高入道となって現れ、そればかりか

その百姓のもとに生まれた子は、スッポンのように上唇が尖り、

目が丸く鋭く、手足に水かきがあり、ミミズを常食したという。

美味しい出汁がでるため、スッポンを使った鍋料理

(まる鍋)や雑炊、吸い物は日本料理の中では高級料理とされる。

スッポン食に関係する諺(ことわざ)として、

「鼈人を食わんとして却って人に食わる」がある。

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巨峰のタルトが食べたい気持ちのnamieですが、

namie図書館のcafeに来られるお客さまの中には、

スッポン好きな方だっておみえになるし、毎日食べるわけ

ではなく、人生にたった1度だったりその機会を逃すのは、

もったいないのではないでしょうか。

その昔、スッポンを食べ過ぎたというお百姓さんも、

お子さんは生まれたわけなので、食べ過ぎたら

いけないという「日本版のアンデルセンの御伽噺」

という感じなのかとも思います。

なんにせよ、高級日本料理なのですから、

夏ばて対策に、今夏「土用の丑の日」ならぬ

スッポン料理を戴いてみるのもいいのでしょうね。

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タグ:ありがとう
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プースケ

こんばんは(^_^)
スッポン料理が名物の宿に泊まった際に、鍋料理や
唐揚げなど美味しくいただきました。スッポンの血を
使った食前酒は少し苦手でしたが(^^ゞ
明日からの3連休はいかがお過ごしでしょうか♪♪
猛暑が続いていますので、熱中症などにもお気を
つけて楽しい休日を~☆
by プースケ (2013-07-12 22:07) 

namie


プースケさま。
こんにちは♪
ご訪問・コメントありがとうぞんじます。

いつもすてきなプースケさまの温泉ブログを見てると、
「千と千尋の神隠し」を思い出したりします。

湯原温泉油屋
在地 岡山県真庭市湯原温泉29
TEL 0867-62-2006

下記の温泉は、モデルになった旅館の1つだそうです。

http://i48167.wix.com/aburayaorg
by namie (2016-03-26 14:25) 

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